PRIMERGY TX1320 M2が来たよー

TX1320 M2を買いました。 TX1320 M2は富士通のタワーサーバーです。イマドキ、物理サーバーを買うなんてネー。 http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/products/lineup/tx1320m2/ (※ただし販売は終息しています) それでは、中身を見てみようと思います。 画像てんこ盛りだよ。

PRIMERGY TX1320 M2が来たよー

箱を開ける

新品を買うと富士通印の段ボールが届きます。

段ボール

早速ですが箱を開けます。

段ボール開けたところ

ちなみに、少し長めのタイラップが付属しています。(どうでもいい)

タイラップが長いというそれだけの図

ここで、魔法のパワーで軽々中身を取り出したものとします。(実際そこまで重くはない)

外観

前面。カッコいい。

外観(前面)

背面。シリアル、VGA、iRMC、LAN1、LAN2、USB 2.0 x4、USB 3.0 x2、あと鍵。(ちなみにこの鍵、よくある安物NASとかの鍵と違って、別筐体の鍵は開錠できないのです。スゴイ)

外観(背面)

ちなみに、LAN1には WOL/PXE/iSCSI と書かれている…これは一体…(自明)

外観(LANコネクタ拡大図)

ケースを開けます

図の順に前面のカバーを開けます。

外観(鍵開閉)

コイツは3.5インチモデルなので、左側はアルミの蓋。右側はスリムドライブだけ標準装備。

外観(前面カバー開放)

背面のロックを左にスライド。カチッと言います。

外観(背面ロックスイッチ閉)

カチッとな。(ちなみに、製造時期によって異なるのか、カチッとしたら開けて閉めるまで元に戻らないやつと、普通に右にスライドしてロックし直せる個体があるっぽいです)

外観(背面ロックスイッチ開)

あとはスライドさせるだけなのですが、取っ手が無いので、グッと体重を乗せてスライドさせます。

外観(カバー開放中)

これぐらいスライドできたら、後は持ち上げたら開けることができます。(前面のIDタグが引っかかりやすいのでご注意ください)

中身

まぁ中身は見たところで自己満足なんですが、まずは全景。

内装(全景)

3.5インチベイ。

内装(3.5インチベイ)

オンボードのSATAポートは2個。

内装(オンボードのSATAポート)

スリムDVDドライブの型番シール。

内装(DVDドライブ)

電源の型番シール。

内装(電源)

iRMCと書かれたピン。

内装(iRMC Pin)

フロントの3.5インチベイはモックが差し込まれているだけなので、簡単に外せます。

内装(3.5インチベイのモック)

3.5インチベイは奥までスッキリ。

内装(3.5インチベイのモック外し後)

これなら3.5インチベイに2.5インチ SSD詰め込める気がする。(電源とのスペース的には少し厳しいかも)

内装(3.5インチベイ奥行)

2016年11月製造。

製造シール

iRMCについて

TX1320 M2にはiRMCがデフォルトで搭載されているので、電源ケーブルとLANケーブルを挿すだけで、iRMC管理画面にアクセスできる。(電源を入れる必要はない)

iRMCポートのリンクランプが点灯したら、DHCPが動くのでHTTPでアクセスできるようになる。

iRMC ログイン画面

ちなみに、TX1320 M2のiRMCはDHCPにホスト名 “iRMCXXXXXX” を通知してくれるので、DHCPのリースファイルを見ればアドレスが分かる。

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yuki@remilia:~ % grep "iRMCA5CBB2" -A 7 -B 11 /var/db/dhcpd/dhcpd.leases
lease 192.168.122.128 {
    starts 4 2017/04/20 12:35:33;
    ends 4 2017/04/20 13:05:33;
    cltt 4 2017/04/20 12:35:33;
    binding state active;
    next binding state free;
    rewind binding state free;
    hardware ethernet 90:1b:0e:a5:cb:b2;
    uid "\001\220\033\016\245\313\262";
    set clhw = "90:1b:e:a5:cb:b2";
    set clip = "192.168.122.128";
    set name = "iRMCA5CBB2";
    set vendor-class-identifier = "udhcp 1.21.1";
    client-hostname "iRMCA5CBB2";
    on expiry {
    execute ("/usr/local/etc/ddns_update.sh", "expiry", "v4", "dummy", clip, "dummy");
    }
    on release {
    execute ("/usr/local/etc/ddns_update.sh", "release", "v4", "dummy", clip, "dummy");
    }
}

デフォルトでは admin / admin でログインできる。

iRMC BASIC認証

ログインするとOverviewが見える。

iRMC System overview

iRMCにはIP-KVMなどの機能も搭載されているのだけど、追加ライセンスが必要なので表示されない。

iRMC BIOS Text console

で、ここからPower Onできるよ。

iRMC Power control

なんとIPv6もデフォルト Onで、DHCPv6も走るって言う。

iRMC Network settings

DNSの設定はここだね。コイツのおかげでDHCPした後のIPアドレスが分かる。

iRMC DNS settings

恒例の消費電力測定

まぁ参考程度にどうぞ。

条件は以下の通りです。

  • CPUは Xeon E3-1220v5
  • メモリは64GB(16GB x4)
  • 1台だけ搭載されているSSDにProxmox VE 4.4インストール済み
  • iRMC、LAN1、LAN2にケーブル接続
  • USB給電のディスプレイ表示用にVGA、USB 1ポート接続
  • PCI Expressカードの追加なし

起動中のPOST画面。

消費電力 POST

Proxmox VE起動中。

消費電力 OS起動中

Proxmox VE起動後定常状態。

消費電力 OS起動後

起動中はそこそこFANの音がします。起動後はかなり静かですが、個人の感想です。

ちなみに、FANが1個でも認識できない状態になると、すべてのFANが全力で回転して起動時以上の爆音になる。決してケースを開けたついでに不用意にFANのコネクタを引っこ抜いてはいけない(戒め)。

終わり

こんな感じのサーバーです。

自宅に置いても割と問題なく使える感じ。電力的にも騒音的にも。

iRMCは追加ライセンスが無いと電源操作だけなんだけど、それでも割と嬉しい機能だよね。

さて何を入れて使おうかな。

おまけ

いやぁ、TX1320 M2ってなかなか良いサーバーじゃないですか。

追加で2台買った(真顔)

ちなみに、入荷元は http://www.pcserver1.jp/top/searchresult?mode=srh&sort=n&search=1&category_id=1000&word=TX1320+M2 から見繕いました。

こんな雲みたいな時代だけど、みんなもサーバー買ってもいいのよ?

ちゃんちゃん。

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