はじめに
構成ディスク台数の増加に伴うZFS性能変動をfioを用いて測定する。
おそらく2番目に需要のないRAID0編を続けるのであった。
測定環境は ZFS Benchmark – 環境構成編 を参照。
ベンチマーク結果
Sequential Write
美しいスケールOpenIndiana、ガタつくFreeBSD。基本的には本数増やすとスケールするよね、というグラフ。
Sequential Read
何故か8本目でカクッと下がるOpenIndiana。綺麗にスケールするFreeBSD。OpenIndianaの方が速い。
単にサチってるだけかもしれないので、スケールの美しさはやはりOpenIndianaの方が上。
512K Random Write
面白いことに5台目で同じ傾向が見られた。ベンチマークソフトまたはZFSの共通問題じゃないかな。
FreeBSDは6台目以降スケールしてないけど、OpenIndianaは綺麗に伸びてる。
512K Random Read
512KiB Random Readは同じくらいだ。ふむ。
4K Random Write
これも大体同じ。FreeBSDの方が綺麗だけど誤差か。
4K Random Read
大体同じ。
総評
- 現状のスケール性能はOpenIndianaの方がFreeBSDよりも上。
- Random性能は大体同じような傾向を示した。
- 何故か同じ性能劣化傾向を示す組み合わせが見られた。