はじめに
構成ディスク台数の増加に伴うZFS性能変動をfioを用いて測定する。
前略raidz3編。
測定環境は ZFS Benchmark – 環境構成編 を参照。
ベンチマーク結果
Sequential Write
RAIDZ3でも相変わらずOpenIndianaは綺麗にスケールする。
FreeBSDは少し8台目でもたついてるけど、7台構成ならほぼ同等じゃないかな。
Sequential Read
OpenIndianaの方がガタつきが激しい稀有な例。
どちらも、5台構成時にほぼピークが来てしまっているのは一体何なんでしょう。
例えば9台構成の時に再度大きく性能向上するのであれば、データディスク本数を3+(2+4n)にしたほうがいいのかなー、とか妄想出来る。
512K Random Write
これまた明確に異なる特性が見える。
OpenIndianaの8台構成は追試した方がいいかもしれないが、それ以外の性能差は小さい気がする。
512K Random Read
6台構成が良いのは両者共通。
WriteとReadでかなり本数別特性が異なるように見受けられるなぁ。
4K Random Write
4K Random Read
まぁ、大体一緒。
総評
- 構成本数によって大きく差が出る部分が見られた。
- 特性からすると、OpenIndianaでは7本、FreeBSDでは8本で組むといいのかもしれない。