Proxmox VE 5.4 to 6.2 ライブアップグレード話 後半戦 - Ceph Luminous(12.x) to Nautilus(14.x)

[Proxmox VE 5.4 to 6.2 ライブアップグレード話 前半戦]({filename}0812a_pve5to6.md) でProxmox VEをアップグレードできました。Proxmox VE 5.xではCeph Luminous(12.x)が使用されていたため、別途Nautilus(14.x)へのマイグレーションを行う必要があります。そこで、今回はCephクラスタをLuminous(12.x)からNautilus(14.x)にアップグレードしていきます。なお、現時点でCephクラスタはOSDの1台が壊れており、復旧から始まるものとします。

Proxmox VE 5.4 to 6.2 ライブアップグレード話 前半戦

[自宅サーバーのProxmox VE 5.1 - 3 nodes cluster環境の構築](https://ainoniwa.net/pelican/2018/0211a.html) で作ったクラスタをアップデートしつつ運用中です。(今は5.4)以前は無理だと思っていたのですが、どうやらCorosyncから上手く移行していくとVMを動かしたままライブアップグレード出来そうなことが分かりました。そこで、Proxmox VE 5.xのEOLが2020/7/31に到来してしまったので、遅ればせながら6.xへのアップグレードを実施しました。前半戦はVMを落とすことなくProxmox VE 5.4を6.2にアップグレードするところまで、後半戦ではCephクラスタをLuminous(12.x)からNautilus(14.x)にアップグレードする話を書くつもりです。

Proxmox VE 5.2でCloud-Initが使えるようになったので使う話

Proxmox VE 5.2からCloud-Initが使用できるようになりました。 これで、各ディストリビューションから提供されているクラウド用イメージを簡単に使用することができるので、仮想マシンをポコポコ立てては壊すのが少し簡単になります。 手順としてはほとんど [Cloud-Init_Support](https://pve.proxmox.com/wiki/Cloud-Init_Support) に書いてある通りですが、一応手習いしてみましょう。

iptablesとnftablesで25万ルール詰め込む場合の話

iptablesはAPIが古い設計なので、フィルタルールの追加時には全データをユーザランドにコピーして、再ストアする動きをする。 そのため、ルール数が多くなるとフィルタルールの追加に時間がかかるようになる。 対して、Linuxの次期標準ファイアウォールアプリケーションとして開発されているnftablesはその点が解消されており、フィルタルールの追加が高速に行われるようになっている。 今日は25万個のルールを詰め込んでみて、その差を体感してみようと思う。

自宅サーバーのProxmox VE 4.4から5.1に仮想マシンを移行する話

我が家の自宅サーバーたちは、最近までProxmox VE 4.4で動作させていました。 今回、PRIMERGY TX1320 M2が3台揃ったので、Proxmox VE 5.1のリリースに合わせて移行しました。 多少のダウンタイムはあるものの、特段問題なく移行できたので、移行手順のメモを残しておきます。 まだの人は、前回の [自宅サーバーのProxmox VE 5.1 - 3 nodes cluster環境の構築](https://ainoniwa.net/pelican/2018/0211a.html) もあわせてご覧ください。

自宅サーバーのProxmox VE 5.1 - 3 nodes cluster環境の構築

我が家の自宅サーバーたちは、最近までProxmox VE 4.4で動作させていました。 今回、PRIMERGY TX1320 M2が3台揃ったので、Proxmox VE 5.1のリリースに合わせて移行しました。 多少のダウンタイムはあるものの、特段問題なく移行できたので、構築手順のメモを残しておきます。

phpIPAMを使ってIPアドレス管理を始めたい僕の二歩目

前回は `phpIPAMをインストールして動作概要を確認 <https://ainoniwa.net/pelican/2017/0717a.html>`_ しました。 これだけだと死活監視とオートディスカバリー機能付きのIPアドレスの管理簿がWebになっただけ。(あれ?これだけでも十分かな?) せっかくなので、登録したホストが実際のDNSに反映されて欲しいところです。 都合のいいことに、phpIPAMにはPowerDNSとの連携機能が搭載されているのです。 今回はPowerDNSを追加でインストールして、phpIPAMによるIPとDNSの管理の統合を目指してみます。

phpIPAMを使ってIPアドレス管理を始めたい僕の一歩目

サーバーの仮想化も進み、単に箱があればIPアドレスが1つと言うことも少なくなりました。 そのため、IPアドレスの割り当て管理を記憶やExcelシートに頼ることも負担になってきました。 IPアドレス管理のためのソフトウェアと言えばWikipediaにいくつか載っていますね。 `IP address management - Wikipedia <https://en.wikipedia.org/wiki/IP_address_management>`_ 出来ればDNSとの連携もしたいので、phpIPAMを選択してみました。 まずは単にIPアドレス払い出し帳簿として使えそうか見てみます。

PRIMERGY TX1320 M2が来たよー

TX1320 M2を買いました。 TX1320 M2は富士通のタワーサーバーです。イマドキ、物理サーバーを買うなんてネー。 http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/products/lineup/tx1320m2/ (※ただし販売は終息しています) それでは、中身を見てみようと思います。 画像てんこ盛りだよ。